長期の出張や旅行先での注意点
痛風の治療の大事なポイントは、薬を飲んで尿酸値をコントロールすることです。薬をやめると、1週間ほどで尿酸値が上がり始めて元に戻ってしまうため、一生、飲みつづける必要があります。
薬物療法をしている人は必ず薬を持っていく
海外旅行中に病気になったとき
痛風の治療を受けている人は、旅行の期間や旅行する国について主治医に話し、薬を余分に持っていきます。海外旅行は、時差による体のリズムの乱れや、慣れない環境によるストレスのために、体調をくずしやすくなります。かぜ薬や胃腸薬、鎮痛薬などを持参します。その場合、できるだけ錠剤を選びます。世界でも、安い診療費で治療を受けられる国は、健康保険制度が完備している日本だけです。たとえば、自費診療のアメリカで盲腸の手術を受けると、日本の約6倍以上にあたる190万円近くがかかります。突発的にかかる病気のことを考えると、海外旅行保険などに入っておくのが無難です。