痛風発作後の対処法
痛風患者が痛風発作を起こしたときには、あわてず、患者を寝かせて安静にさせます。そして、鎮痛薬を飲ませ、経過を観察し、激痛がおさまったら、早急に専門医の診察を受けさせます。
安静にして食事は消化のよいものを
安静とは?
「安静にする」とは、どのような生活を送ることなのか、具体的な説明がないことが多く、また、患者のほうもなんとなくわかったつもりになって、そのまま聞きのがしてしまうことが多いようです。そこで、「安静にする」ということが、どういうことであるかを説明しておきます。
①自宅で安静にする
布団やベッドに静かに横たわって、トイレや食事以外のときはなるべく動かない。入浴は、主治医に聞いてから。
②病院に入院して安静にする
病院内の歩行は許されるが、トイレなど、必要なとき以外はベッドに静かに寝ている。入浴は、主治医に聞いてから。
③絶対安静
膀胱にカテーテルを挿入し、トイレに行くことも不可。点滴をして静かにベッドに寝ている。
ビタミンCと尿酸値
尿酸値の検査のときに、ビタミンCを飲んでいると、実際よりも検査値が低くなってしまう検査法があるので、注意が必要です。オートアナライザー法という検査法で用いている試薬が、ビタミンCの影響を受けるために起こる現象です。この検査法で尿酸値を測定するときは、検査日の3~5日前から、ビタミンCの服用を中止することが必要です。どうしてもビタミンCの服用をやめられない場合は、ビタミンCの影響を受けない尿酸値の検査法もあるので、尿酸値の検査を受けるときに、あらかじめ医師に伝えておくとよいでしょう。