治療薬に関する注意事項
痛風は、関節に激痛発作が起こるために関節の病気と思われがちですが、原因は、体の代謝機能の異常であることを忘れてはいけません。関節に起こる激痛は、痛風の症状の一つです。
医師の指示を守って薬を服用する
薬に対する無知や誤った使い方が、副作用などの障害を引き起こすことがよくあります。
特に、医師の指示に反した飲み方をすると、症状をかえって悪化させることになりかねません。痛風の薬は、症状に応じて次のように使われます。
①痛風発作の前兆には、コルヒチン
②痛風発作が起こったら、非ステロイド系抗炎症薬
③痛風発作がおさまったら、尿酸コントロール薬
医師が薬を処方するときは、薬の効果が上がるように、一人ひとりの患者の病状に合った薬を選び、1日の服用量や回数などを決めて渡します。なので、薬物療法が始まったら必ず医師の処方どおりに薬を服用するようにしてください。飲み忘れをしたり、薬を飲む量や時間を守らないと、症状が改善されないだけでなく、薬のリバウンドによって尿酸値が不安定になり、腎臓の機能障害を促進させることがあります。
薬の服用を勝手にやめない
また、薬が効いて症状が改善されたからといって、かってに薬の服用をやめることも厳禁です。痛風や高尿酸血症の治療は長期になるため、病気と一生つきあうつもりで、日常生活を自分で管理しながら薬を服用することが必要です。