痛風の生活習慣(お酒と塩分)

痛風初期症状

お酒と塩分を控える

ビールや日本酒などの飲みすぎが、痛風や肝臓病、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病を招くことは、だれもがわかっている常識です。努力して常識を実践し、病気を防ぎましょう。

ビールはプリン体を増やす

ビールはプリン体を増やす尿酸値の上昇を防ぐには、プリン体を含む食品のとりすぎは厳禁ですが、なかでも飲みすぎてはいけないのがアルコールで、痛風の患者はアルコール摂取量が多いことが明らかになっています。アルコールが代謝されるときに、尿酸が合成されるのが理由です。食品に含まれるプリン体は、消化、吸収というプロセスをへて体内にとり込まれますが、アルコールは体内に入るとすぐに吸収されるので、尿酸値の上昇に結びつきやすく、お酒を飲みすぎた翌日に痛風発作が起きる、というケースがよくあります。アルコールの中でも、特にプリン体を多く含むのがビールです。ビールの大びん1本(633mg)を飲むと、約1時間後に尿酸値が平均で1.0mg/㎗上がるといわれています。ビールに含まれているプリン体の量は、日本酒の約4・5倍、ワインの約14倍、ウイスキーの約45倍と、アルコール類のなかでも特に多いです。ビールの主な原料である麦芽(ホップ)が、プリン体を多量に含んでいることが原因です。かといって、プリン体の少ない日本酒ならいくら飲んでもいい、というわけではありません。アルコールそのものに尿酸の排泄を低下させる働きがあり、また、飲みすぎると肥満や生活習慣病の原因になります。

禁酒が理想的

痛風の治療のためには、禁酒するのがベストです。しかし、アルコールが食生活を豊かにし、ストレスの解消に役立っていることを考えると、アルコールがすべて悪いと決めつけることはできません。適量を守って飲みすぎに注意し、尿酸値をチェックしてください。1日の適量のアルコール量は、日本酒で1合、ビールなら中びん1本、あるいは500mℓ入り缶ビール1缶、洋酒はダブル1杯、焼酎はストレートでコップ7分目、ワインはワイングラス
1杯半が目安です。また、飲酒量が多くなりがちな人は、毎日飲まずに、必ず過に1~2日はお酒をまったく飲まない休肝日をつくり、肝臓の負担を軽減することもたいせつです。

塩分を控える

WHO(世界保健機関)は、1日5g以下の塩分摂取量を推奨厚生労働省は、日本人の1日の塩分の摂取量を10g以下にするように指導しています。しかし、2000年(平成12年)の国民栄養調査によれば、わたしたちは1日12.3gの塩分摂取をしていました。一方、WHO(世界保健機関)は、1日5g以下の塩分摂取量を推奨しています。このように、健康を害さない塩分摂取量の数字に差があるのは、日本人が歴史的に塩分の摂取量が多い民族であることによります。国民栄養調査によれば、いまから40年ほど前には、全国平均で1日約18gの塩分を摂取していました。日本人は今後、薄味に慣れて、なるべく早い将来に塩分の摂取量を1日5gに近づけることが必要です。

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